視線

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「じゃあ、もうお終いでいい?」 「じゃあ終わりで。」 「バイバイ。」 「おう。」 俺の脳内はずっとファンキーな訳じゃないから会議のほうは進んでるんですよ。 留美子たんマジ天使。 でも、こんな可愛い子、絶対彼氏とかいるよな… それ考えてみたら萎え「わあっ!!」 ドジっこ発動しましたよ。 カバン持ってたから色々と持ち物を落としちゃったみたいだ。 こうなったら駆け寄って手伝うしか… ん?これって… 俺は足下にある春日のねんどろいどプチを手に取った。 いやあ、まさか俺も、アニメみたいにグッズと留美子たんの顔を交互に見た後、 「ええええぇぇぇぇ!!!」 なんて大声で叫ぶことがあるなんて、考えても見なかったな! 一方、留美子たんは… 「ふええ…?あ!ち、違うの、これはね!最近ハルヒ見てハルヒたんかわいいなとか思ったからアマゾンさんで検索して見たらあったからクリックしちゃったっていうかなんというか…」 「お、落ち着いてっ! どんどん悪い方向に行ってるよ!!」 「え、あああ!違っ!」 彼女は 走り去った。 経験値が 5000 減った。 酒井光輝は レベルダウンした。
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