理想の夫

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秋菜は思い出していた。 お勤めしていた昔、 部長宛ての電話があったが、 「シゲタサンイマスカ? ワタシハ、 オアシスノ、 ダイアナデス♪」 「少々お待ち下さい……(^_^;)」 「あの……部長、 オアシスさんのダイアナ様から、3番です……。」 皆が、どっと苦笑いした。 茂田部長は、ニヤニヤしながら、 「うん、分かった。」 すると、横田主任が、 代わりに出た。 「はい、もぅ~しもし、 あ~! お久しぶり! ごめんね、今席外してるの、 うん、うん、あ、 私は、横田だよ! えっ、忘れた~? ウソでしょう? うん、言っとく、 大丈夫だって、 前も伝えたじゃない~ うん、じゃあ、仕事中だから……。」 横田主任が、受話器を切ると、 「店に来てくれって?」 茂田部長が、横田主任に聞いた。 「はい、ぜひ来て下さいって!」
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