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「別れた彼女?
昌人はモテるから、
沢山フッたんじゃ無いの?」
昌人は、左の口元をぴくつかせた。
図星だ!
何でこの女に見抜かれたのか……。
「まぁな……。」
一人だけ、フラレたんだったな……。
あれから、言い寄る女が本気になると、
冷めてきて、ズルズルきちまったな……。
こいつも、若いけど、
携帯ばかりいじってて、
つまんね~し……。
少しオレが、オヤジになっちゃったって事か~!
話がかみ合わなかったり、
化粧直してばっかで、
飽きてきた……。
「なぁ~、真理子……。」
「あ~?
待って、今もうちょいでクリアするから……。」
「オレとゲーム、どっちが大事か?」
「あ~! 昌人のバカ!
死んじゃったぁ!」
「オレら、別れよう。」
「?」
「じゃあな……。」
昌人の携帯のメール着信音が鳴った。
バイバイ(*^o^*)/~真理子
昌人には、理解不能だった。
口でいえよ~!
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