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中に入ると…。
「ようこそ!いらっしゃいませ!飛鳥様!」
なんと!
左右にメイドが6人、執事が4人!ってか、アタシを知ってんのか!?
すると、列のまん中の奥から貴族みたいなドレスを着た奥様みたいな人がアタシに向かってきた。
「初めまして。飛鳥さんですね?」
「あ、はい。」
「ワタクシ、竜の母古都子申します。以後お見知り置きを。」
「あ、はい。」
「フフフ、畏まらなくても良くってよ。さぁ、お入りになって?」
「どうも…。」
「竜、ちゃんとエスコートしなさい?」
「はい。母様。行きましょう。飛鳥様。」
「へ?」
竜君に腕を引っ張られながら奥の方へ連れていかれた。
「此処がお前の部屋だ。」
「は?」
アタシの部屋だぁ!?
つか、今お前って言ったよな!?
「早く入れ。」
しかも、さっきの敬語も無く、性格変わってません?
「おい、ちょっと待て。お前何様だ?話が全くみえねぇんだけど。」
「じゃあ、ついてこい。その質問に答えてやるよ。」
「あ?っておい!」
また腕を引っ張られて引きずられる。
ガチャ
「お袋、今連れてきた。」
お、お袋~!?
「こら!竜!なんて扱いですか!ちゃんとエスコートしなさいって言ったでしょう?家の中でも社交的にしなさいな!」
「嫌だね。お袋も人の事言えないだろ。」
「まあ、まあ!良いのね?お父様が何を言うかわからないですわよ?」
「ッ…」
…。おいコラ💢アタシが今何故ここにいるのか話せや!
「すいませんけど、話すことがあるのではないのですか?」
「あ、ごめんなさい。今話しますね。貴女のお父様の話から。」
「親父の!?」
「まぁ、座ってくださいな。竜、お前は下がりなさい。」
「はい。」
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