一杯目

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「………」 これは完璧遅刻だ… 俺はそう思い、味噌汁を飲みながら歩いていた。 曲がり角を曲がろうとすると、向こうから走ってきた女とぶつかった。 ―ドンッ…バシャッ その衝撃で、飲んでいた味噌汁が俺の制服にかかった。 「っ…」 今日は寒いから熱いのを作ってもらったと言うのに…この女は……。 「うわわわ…。ごめんなさい!」 よく見ると俺の制服に味噌汁の染みが出来ていた。
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