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「クリーニングに出しますから!!!」
そんなの当たり前だ。
この俺が味噌汁まみれの学ランなんて着てられる訳がない。
「…あの!」
「………なんだ?」
俺は不機嫌そうに答える。
この女のせいで朝の味噌汁が飲めなかったんだからな…。
「私………。もう学校に行かないと遅刻しそうなので…その………。クリーニングに出すのは放課後にして下さい!!!ごめんなさい!!!」
イラ…ッ
この俺に今日一日中この味噌汁の学ランで過ごせと言うのか?
冗談じゃない。
「ハッ…笑わせるな…。今すぐ、クリーニングに―…」
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