一杯目

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………。 女の姿はもうなかった。 …ふざけるな。 時計を見てみると時刻は8:28だった。 今更急いでも遅刻だろう…。 きっとあの女も遅刻しているに違いない。 ここから2分で付ける学校なんてK高以外ないからな。 K高は、このあたりで1番賢いと言われている学校だ。 俺は、本当はK高を受験するつもりだった………。 しかし、手違いで私立の専願にしてしまい、今はT高に通っている。 あの女は馬鹿そうだったからな…。 K高では無いな。 俺はそう思い、再びゆっくりと学校に向かって歩き出した。
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