-第一章-

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古びた校舎に年季を感じる学生寮、少し離れた場所にある綺麗な体育館…立て直したのだろうか。 そしてその体育館の裏にある満開の桜の木に囲まれた駐車場…堅苦しいスーツ姿の新入生がたくさんいた。 その中の一人が俺だ。 村木 茂喜(むらき しげき) 身長170cm前後 体重50kg前後 まあ…ひょろ長いもやし体型…… 整えられていない長髪に、童顔な18の男……まあこんなもんかな。 「受付はこちらでーす」 体育館を入ってすぐ正面で先生が受付をしていた。 「はい、村木君ね、よろしくね」 先生の挨拶に軽く会釈をすると、裏に校歌の書かれたプログラムのようなものを受け取って、自分の番号の書かれたイスへと座った。
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