第一章「消失」

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・・・待てよ 人だ!人がいる! 今日初めて人に会った。 良かった。 1人じゃないんだ。 だがこいつは本物か? 幻覚を見ている可能性もある。 そうさ 正直今の俺は冷静な判断を出来る状態じゃない。 俺の寂しさが産んだ幻覚かもしれない! 寄りによって不良女子高生の幻覚が出ているのかもしれない。 俺はそ~と彼女の頬に手を当てて髪を手の甲で撫でる。 肌はぷにっとしてて 髪はさらっとしている。 現実だ。 俺の前には確実に 人間がいる!
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