第一章「消失」

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乱れた髪を整える。 いつも通り。 制服に着替えて台所に行く。 いつも通り。 台所に行くと母ちゃんが「おはよう」と言って朝ご飯をテーブルに並べる。 いつ・・・・・あれ? 「誰もいない」 どういう事だ? なぜ誰もいない。 とりあえず誰かいないか調べよう。 「母ちゃん!?」 父さんと母ちゃんの寝室を開けたが誰もいない。 「・・・」 家中捜したが誰もいない。 「・・・二人とも出掛けたのか?」 俺は一旦冷静になった。
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