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にしても静かだ。
急いでて気にしてなかったけど
学校に行くまでの道に誰一人居なかった。
まぁ遅刻寸前だったから生徒の姿はなかった。
でも大人の姿もなかった。
花の水やりしているおばさんも
コンビニに居座る
不良女子高生達でさえ。
この学校にしても
今日は変だ。
教室から物音一つしない。
日にち間違えたか?
休みでもない
ましてや火曜日だぞ?
「ガラガラ」
俺は教室のドアを開ける。
「・・・嘘だろ」
誰もいない。
俺は長い夢を見てるんだ。
そう!そうに違いない!
「はぁはぁ」
俺は廊下を走りつづけた。
「バタン!」
勢いよくドアを開けるが誰もいない。
保健室にも職員室にも1年、2年、3年の教室にもいない。
「はぁはぁ」
走りすぎた。
もうヘトヘトだ。
めがねが曇ってきた。
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