第一章「消失」
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そうだ。 商店街になら人がいるかもしれない。 あそこは平日でも賑やかだし、 観光名物の大きな噴水もある。 善は急げだ。 誰もいない。 店は開いてるのに 人が居ない。 膝を地につけるしかなかった。 「何がどうなってんだよ!」 大声で助けを呼ぶかのように俺は叫んだ。 でも誰も返事しない。
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