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最初に視界に入ったものは、白い天井だった。
俺は、死んだんじゃないのか?
そして、俺が起き上がろうとした次の瞬間、
「ああ!目が覚めたみたいだね。良かったー。」
という声が聞こえてきて、金髪で可愛らしい顔をした少女が、俺をのぞきこんできた。
「ここは、どこだ?」
俺はその少女に問いかけた。
しかし、
「ここはギルドヘリオスの、ジョーカー様の部屋よ。」
俺の問いかけに答えてくれたのは、他の人間だった。
俺が声のした方を見ると、茶髪で長髪、そして、おそらく普通にしていれば可愛いいのだろうが、不機嫌そうな顔でそれを台無しにしている少女と、銀髪でスラッとした体形、そして超イケメンの少年がいた。
おそらく、今の質問に答えてくれたのは、茶髪の少女だろう。
「ジョーカー様って誰だ?それからあんたらは誰?」
俺は3人全員の顔を見回しながら聞いた。
「お前、ジョーカー様を知らないのか!?」
発言した銀髪の少年が、信じられないと、いうような顔でこちらを見てきた。
「ちょっと! いじめないであげてくださいよ!」
金髪の少女が、俺と銀髪の間に入り、銀髪に抗議する。
そしてこちらを向くと、ニッコリと笑い口を開いた。
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