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「忘れる訳ねぇだろ」
かいちょーが僕をキッと睨む。
そんな顔されても可愛いだけなのにぃ。
でも、
「覚えててくれたなんて僕嬉しいですぅ!」
「ぶっ」
勢い余って僕はかいちょーを押し倒してしまった。えへ。
「このやろ...っ」
「あ、あの日とのおんなじ格好ですねぇ」
「っっ!」
かいちょーの頬がわずかに赤らむのを僕は見逃さなかった。
嬉しくて目を細めてかいちょーを見つめる。
「でも、自業自得でしたよね?かいちょーは僕を犯そうとしたわけだし?」
そう、あの日。
かいちょーは屋上で僕を犯そうとした。
僕は授業をサボってて、かいちょーは親衛隊の子に薬を盛られちゃっていたらしい。
僕を押し倒したかいちょーを僕は寝技をかけ、逆に押し倒した。
あの時のかいちょーの顔ったらすっごい可愛いの!
それに立った僕はかいちょーを抱こうとしたんだけど、かいちょーの必死な抵抗でしごきあいだけで終わっちゃったんだよねぇ。残念ー。
でも、あの時の感じてる可愛い反応や意地っ張りで素直じゃないとことか、自信満々な態度に僕は惚れちゃったんだぁ。
なんか泣かしたくなるっていうか。ふふ。
ともかく、あの一件かいちょーに惚れちゃった僕は親衛隊に入ったってわけぇ。
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