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頭がパニックになった。 どうすればいいのかわからない。 こんな時どうすればいいのか? 中学生の美優にはわからなかった。 逃げる事しかできなかった。 悪友の那奈の家へと向かった。 『元気ないね。どーかしたの?』 『ううん。どーもしてなないよ。』 『酒でも飲んで元気出しな』 『うん』 中学生なのにお酒を飲んだ。 忘れたかった。 さっきの事を現実と受け止めたくなかった。 那奈は1つ年上の先輩。 彼女も小学生の時は不良ではなかった。 むしろおとなしい子だった。
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