天国と地獄

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ついにその日が来てしまった。 夜、美優の携帯が鳴る。 幸一からだ。 『もしもし』 『今から車の納車に行くから、寝ててもいいよ』 『わかった…。仕事頑張ってね!』 『ありがとな』 電話を切ると美優は布団にもぐりこんだ。 眠れるわけがない。 ひたすら違う事を考えようとしても幸一の事しか頭に浮かばない。 1時を過ぎてるのに電話がこない。 美優は少し怖かったので今日、幸一がこれなくてもいいと少し思っていた。 もう今日は無理なのかな? そう思い美優は眠りについた。
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