平穏な日常

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朝、カーテンを開けると、窓から陽射しが差し込む。 眩しくて、一瞬瞼を閉じると、暖かさ?が心に伝わってくる。秋とはほど遠い残暑の厳しい日々を受けて、衣替えは見送られた。 「今日は少し過ごしやすそうな天気だな」 「いや、9月とは思えない暑さだよ」 池崎敏男13歳。 三浦啓祐13歳。 二人は親友同士。 全寮制のルームメイトでもある。 「お前、温度に鈍感なんじゃないの?今日はいつもよりぬるいよ」 「お前こそ鈍いよ。暑い!」 二人はそんな事を言いながら制服に着替える。
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