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「ねぇ憂、アンタホラー小説をいつも読んでるけど、こんな話聞いたことある?」
そう言ってきたのは、第一の友人でもある、岡島 凛。
「え?なぁに?」
私は小説にしおりを挟むと、話を聞くことにした。
「この学校の近くにある幽霊屋敷あるでしょ?」
彼女が言ってきたのは、確かに有名な屋敷話だった。
「うん、あそこには幽霊がいるんでしょ?」
「そう、でもあの話は本当らしいのよ。」
ふふふ、凛にしてはとてもユニークな冗談だ。
「そんな嘘っぱち信じないわよ。実際幽霊とか怪物ってのはフィクション上の話であって、だからこそ楽しんで読めるものなのよ。」
私は確かにホラーが好きなのだが、それは一お話として好きなのであって、実際にあるとは信じてはいない。
「そう・・・」
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