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とある公園があった。
そこには、沢山の遊具や大きな広場があり、沢山の子供達が毎日この公園で楽しく遊んだ。
中には、鬼ごっこしてるちびっ子や、ドッジボールをする小学生、おままごとをしたりする女の子。
集団で固まってる中、公園の端っこに二人でキャッチボールをする少年達がいた。
「いっけー!俺の超魔球!」
「うわっ!ちゃんとなげてよ~!」
そんな中で、この二人は回りの子達とは遊ばず、毎日二人でキャッチボールをしてるのだ。
彼等の名前は、七里拓斗(シチリタクト)と珠里亮介(シュリリョウスケ)
近くの幼稚園に通う仲良しの二人です。
「てか……やっぱりあっつくない……? 拓斗んちでゲームしない?」
そう、現在は8月
つまり夏休みなのだ。気温も30度近くあり、回りに草木が無く日蔭も無いので日差しがガンガン当たりとても暑い。
「確かに暑いね、日蔭の部分は恐い兄ちゃん達いるし……仕方ないから行こっか。」
「やりぃ!じゃあTVゲームしよう!はやくはやく!」
ガッツポーズを取り、ニコニコとはしゃぐ亮介を見た拓斗は、疲れたのか少し肩を落として公園を後にした。
子供から見てもこの元気は驚くばかりなのだ。
「はいはい……じゃあ行くよー。」
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