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進む
私の前方は昏く
手探りでおそるおそる進むしかなかった
私の後方は冥く
振り返る度に力を奪い取られた
今いる場所はささやかな光で照らされているだけで
重荷だけが与えられていた全てだった
希望や願いなど数瞬の慰めでしかなく
足取りは依然として重いものであった
何故進んでいるのかすら曖昧になり
惰性だけが私を動かす全ての様に思えた
感情は希薄になり
感覚は鈍化され
心がゆっくりと確実に衰えていく
それが私の進む道
それだけの道
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