20人が本棚に入れています
本棚に追加
゙
いつもと同じ朝がきた。
『紅弥ー! 起きろー 遅刻すっぞ!!』
陽兄ちゃんの声が聞こえて
「ヤバいっ!!」
慌てて飛び起きるわたし。
パンをもってリビングを出ようとすると
陽兄ちゃんに腕を引っ張られ
椅子に座らされる。
『ちゃんと座って食え。行儀悪い。』
「ん"ー」
頬を膨らませながら
言われた通り大人しく食べる。
「行ってきます。」
『遅くてもあんま走るんじゃねーぞ。スカート捲れるぞ。』
「はいはい。」
陽兄ちゃんは父親みたいな事を言う。
というか父親同然だけどね。
.
最初のコメントを投稿しよう!