one day

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゙ わたしが小学校1年生のときに 両親は亡くなった。 交通事故だって。 そのとき、わたしと陽兄ちゃんは親戚のおばさんの家に預けられてた。 結婚記念日でドライブをしていたら、正面からトラックがぶつかってきたらしい── その後、わたしと陽兄ちゃんはおばさんに面倒をみてもらってた。 わたしも陽兄ちゃんもおばさんが大好きだった。 けど陽兄ちゃんが二十歳になると同時に、わたし達は、まだあった元の家に二人で暮らし始めた。 以来、わたしは陽兄ちゃんに育てられてきた。 ちょっぴり口煩いけど いつもわたしのことを気遣ってくれる陽兄ちゃんが 大好きだし、父親のように慕っている。 わたし達はどの兄妹よりも仲が良いと思う。 そして わたし達はどの兄妹よりも強い絆で結ばれてる。 そう思っていた。 .
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