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ブレッドは難しい顔をして説明を聞いても納得せずに
「ジャーナリストねぇ…」
そしてそのレオナが運転するジープの中では
「ごめんなさいねブラッド、ともうひとりの人、見つかるといろいろ厄介でしょう?」
と後ろの座席に隠れているブラッドともうひとりノートパソコンを抱えている女に言った
「いや、やっとあいつに近づけたんだ、こんなチャンスをこの程度の事でふいに出来ない」
とブラッドが言うとさっきまで無口で無表情の女もまた一言だけ
「そうですね」
それを聞いたレオナもまた無表情のまま
「そう、まあやる気を出してもらえるのはありがたいわね」
クゥーン…
「あっ、ごめんねソラ…もうちょっとだからね?」
と愛犬の頭を撫でる
ガタン!ガタン!
「酷い道だね…」
「全くだ、まあ、ほとんど村から出る奴がいないみたいだからな、整備もされてないんだろう」
すると目の前に古ぼけた看板がたっていた
「よし、もうすぐだ」
そして次々に車が看板を越えていくそこには
『この先プラーガ村』
と書かれていた
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