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ブレッドはしゃがんで少女の前に立ち、怖がらせないように微笑みながら話し掛けた
「何かな?」
少女は近くにいるブレッドですら聞こえずらい程の小声で
「お……ん…パ…と……マを……て」
「え?」
「いやー、すいません!」
ブレッドが聞き直そうとすると、遠くから髭を蓄えた大男が大声言いながらで歩いてきた
そしてブレッドの前に着くと手を差しだし
「村長のメンデスです。今回は事件の依頼を受けて頂きありがとうございます」
「いえ、事件があれば解決するのが探偵ですから」
と立ち上がり差し出した手を握り返しながら答えた
「こんなところで立ち話も何ですから私の家までお連れしましょう…おや?ケイティまでいたのかい」
と少女を見ながら言った
そしてブレッドはまた少女と向き合い
「ケイティって言うの?」
するとケイティはこくんと頭を下げた
「珍しい…この娘は中々人に懐かないのですが、ファイアさんに懐いた様ですな、じゃあケイティも着いてくれば良い」
「だって、じゃあ行こうか」
と村長の許可も貰い車から降りたジョンとレオナを加え5人は村長の家に向かった
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