葱と僕どっちが好き..?

3/5
前へ
/39ページ
次へ
  「--------マオ。」   「ヒック...ヒック...」   泣いてるマオの隣にゆっくり腰を下ろす、   「マオさん」   「・・・・・・・・・」     俯いて顔を頑なに隠す、マオに 「マオさん、俺はね・・葱が大好きなんだよ。」   「でもね、愛してるのはマオだけだよ。」     恥ずかしそうにしながら、マオに告白すると 「しんぢ、本当に?」     目を真っ赤にした兎みたいな、彼はそう尋ねてくる。   「あぁ、ホントだよ」     「しんぢー;;」   ぎゅっと、愛しの彼に抱き着くと、彼は優しく抱き締めてくれた。     「可愛いお姫様ですね。」   「知ってる、俺可愛いもん。」     ・・・・・・・・・・・・;     「さて、明希のことだから、ゆうやに泣きついてるだろうから早く楽屋に戻りましょうか。」   しんぢの言葉に、マオは プッと笑い「そうかもね」 と   「戻ろうか。」 立ち上がりしんぢはマオに手を出す。 手を繋ごうの合図。 マオは微笑み、手を繋ぐ。       楽屋まで、ゆっくり歩いて戻る。特に喋らない、隣に居るだけでいいの。    「明希が泣いてたら、慰めてあげようね」 「そうだね(笑)」     -
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

74人が本棚に入れています
本棚に追加