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「--------マオ。」
「ヒック...ヒック...」
泣いてるマオの隣にゆっくり腰を下ろす、
「マオさん」
「・・・・・・・・・」
俯いて顔を頑なに隠す、マオに
「マオさん、俺はね・・葱が大好きなんだよ。」
「でもね、愛してるのはマオだけだよ。」
恥ずかしそうにしながら、マオに告白すると
「しんぢ、本当に?」
目を真っ赤にした兎みたいな、彼はそう尋ねてくる。
「あぁ、ホントだよ」
「しんぢー;;」
ぎゅっと、愛しの彼に抱き着くと、彼は優しく抱き締めてくれた。
「可愛いお姫様ですね。」
「知ってる、俺可愛いもん。」
・・・・・・・・・・・・;
「さて、明希のことだから、ゆうやに泣きついてるだろうから早く楽屋に戻りましょうか。」
しんぢの言葉に、マオは
プッと笑い「そうかもね」
と
「戻ろうか。」
立ち上がりしんぢはマオに手を出す。
手を繋ごうの合図。
マオは微笑み、手を繋ぐ。
楽屋まで、ゆっくり歩いて戻る。特に喋らない、隣に居るだけでいいの。
「明希が泣いてたら、慰めてあげようね」
「そうだね(笑)」
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