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俺は少女に茶化され、適当に受け答えする。
俺はドアを開け、少女に振り向く。
「この部屋にいろよっ、あんた絶対出てくんな!!」
俺はそれだけ言うと外に出ていく。俺は、ドアを閉めたあと大きな溜め息を吐き、二階から一階へ下り、朝食をとるために襖を開ける。
「おおっ、きたか亮我よ!さぁて、どんな土産話をしてくれるのかの~」
「なんもねぇよ!」
親父はテーブルに朝食を用意させ、俺を待っていたのか何一つ朝食に手はつけずイスに座っていた。俺は呆れながら自分の席につき、朝食を勢いよく食べる。親父は目を細め、疑い深く俺を見ている。
「いやいや、そんなはずはないはずじゃ、一つ屋根の下で男女二人同じ部屋・・・。何もない方がおかしい!!」
親父はずいっと近づきニヤニヤ嫌な笑みをうかべ、俺は牛乳を飲んでいる。
「ところで亮我・・・」
「ん~~~?」
親父は元の位置に戻り、お茶を啜った。
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