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「いつになったら孫を見せてくれるのかの~・・・」
「ぶううぅっ!!!!!!」
俺は口に含んでいた牛乳を勢いよく噴いてしまった。
「なっ ななっ 何を朝からハイレベルなエロトークしてんだ!」
「なんじゃっ 父に対してその言いぐさは・・・!・・・まっ これで安心して海外に行けるワイ・・・」
俺はその言葉を聞くなり、親父を凝視する。
「海外って・・・どういうことたよっ 親父!!」
俺は身体を震わせ、手に力がこもる。
「海外のほうのわしの組が人手が足りんとと聞いてなっ、わしは仲間を連れてあちらで現場を見に行くつもりじゃ。な~に心配するな、ヤクザ同士で殺し会うなんてそう滅多にない・・・」
「で、俺はどうすりゃいいんだ?」
「お前はわしの家を守ってほしい、困ったことがあれば町内会の万丈目というタキシード服の紳士に相談せい、まあ、あのお嬢様がいるみたいだし、なんとでもなるじゃろう」
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