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言葉がとぎれとぎれで、顔を赤くしている。
鳩辺 由里・・・肩までぐらいの髪の毛でなぜか俺の顔を見るとすぐに赤くなる癖があり、俺と幼なじみの少女である。
「はあ、お前大丈夫かよ、そんな調子でよ~・・・」
ため息が出るほど、鳩辺の今後が心配である。
バスッ
えーと、何かが頭に乗っているんだが、俺の目からは赤色のネットが見えている。俺は、知っている。これをした奴を・・・
「亮我・・・な~に、あんた、また由里いじめてんのぉ、やめなよね~!」
俺の頭にはラクロス棒置かれていたのだ。
「いってーな、烏場~、お前は高校入っても、ラクロス棒で俺の頭を叩く趣味でもあんのか~!」
「そんな、趣味あるわけないでしょ、馬鹿じゃないの?」
俺の目の前には、横に髪の毛をくくり、目付きが悪い少女がいた。
烏場 皐月・・・ラクロス部に所属する俺の幼なじみだ。口が悪くいつも男子と喧嘩していて、少し学校で名が通っている。
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