入学式

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「馬鹿呼ばわりされてもな」 「アァッ!なんか文句あんのっ!!」 ドスのきいた言葉で、烏場は俺を睨んでくる。 俺はもうなれてるからか、あまり怖くないが、反発したら何されるかわかったもんじゃない。 なので・・・ 「いやっ特にないけど、もうラクロス棒で叩くな!!」 「あんたが由里にちょっかいかけなくなったらねぇ~」 これで一応烏場は、納得するが、嫌味ったらしくいってくるのがたまに傷だ。 正直いって俺はどうもこいつのことが苦手だ。 「違うよ、さっちゃん亮我君が悪いんじゃ・・・」 「いやいや、全部こいつが悪いんだから、しょうがないしょうがない・・・」 しょうがない・・・じゃねぇよ!何がしょうがないだ。使い方間違ってるだろ。 はあ、もういい、付き合ってられん。 「じゃあ、俺は帰るから・・・」 俺は再び靴箱に行くため、二人をよけ、階段を降りていった。
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