capture 1 追う者と追われる者

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対して、上下ジャージ姿の痩せ男は、ニタニタと笑いながら銃口を舌で舐めた。それを見た大男は、へたり込むように近くの材木に座って言う。 「へっ、どこからくるのかねぇ、その余裕はよぉ。」 「おいおいカイル、逃げられちまうぜ、俺ぁ先にいくぞ。」 そんなカイルを横目に見ながら、情けないと言わんばかりに首をかしげ、その場を走り去る痩せ男。 「頼んだルーク、足がガクガクしてらぁ。」
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