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2011年9月、東京郊外で謎の遺跡が発見され、たくさんの学者が集まっていた。
東久邇宮博士も、美咲を連れて遺跡の中を調査していた。
東久邇宮 「これは、棺みたいだねぇ。」
東久邇宮は、大きな2つの棺と、それを囲む、5つの一回り小さな棺を見ていた。
美咲 「先生、生物学の教授が、何故古代遺跡の調査をするんですか?」
東久邇宮 「何故って、こういった遺跡には、古代の生物の痕跡があるかもしれんからの。例えば、この棺の中とかな。」
美咲 「そんなまさか~。」
美咲は全く信じていなかった。
東久邇宮 「この棺、わしがこの前埼玉の遺跡で見つけた棺に似ておる。」
東久邇宮は、デジカメを取り出し、美咲に写真を見せた。
そこには、一つの古びた棺が写っていた。
美咲 「確かに似てますね。この棺はどうしたんですか?」
東久邇宮 「棺は大学で調べてみたよ。中には古代の装飾品らしき物が入っていたよ。今は大学の金庫で厳重に保管しておる。」
その時、小さな5つの棺がガタガタと揺れだした。
美咲 「何?一体何が起こったの?」
東久邇宮 「とにかく、なにか起こる前に逃げるぞ。」
東久邇宮は、美咲の腕を引っ張って、遺跡を出た。
5つの棺の蓋が吹き飛び、それぞれ中から怪人が姿を現した。
それは、虫・哺乳類・鳥・魚・爬虫類の姿に似ていた。
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