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遺跡の外に逃げた二人は、遺跡を振り返った。
美咲 「ハァハァ、一体何だったの。」
東久邇宮 「棺に眠る何かが甦ったのかもしれんの。」
そこへ、一人の男がバイクに乗ってやってきた。
美咲 「秀平、古代の棺が突然揺れだしたの。」
秀平 「落ち着け、きっと地震か何かだよ。とにかく、帰ろう。」
秀平は美咲をバイクに乗せて、博士は車で城南大学に向かった。
棺から甦った怪人たちは、遺跡のある洞窟を出て、向かいの洞窟に入っていた。
そのうち、虫の怪人と鳥の怪人は蓋の開いていない2つの棺を担いでいた。
洞窟の奥には巨大な空間があり、端には巨大な機械が一つ、そして一番奥には階段があり、それを登ると大きな椅子が二つ置いてあった。
虫の怪人は、棺を下ろした。
虫の怪人 「やっとここに帰ってきたか。」
鳥の怪人も棺を下ろして言った。
鳥の怪人 「そうだな。【シイヘメーカー】も無事なようだな。」
魚の怪人 「お父さんとお母さんはまだ復活していないわね。」
哺乳類の怪人 「さて、僕は早速【シイヘ】を作ろうかな。」
哺乳類の怪人は、機械の横にある棚の上の、5つあるケースの1つを開き、中からフロッピーディスクを取り出した。
そのディスクを機械に入れ、スイッチを押した。
すると、機械が低い音を立てて揺れ、上の煙突から煙を吹き出すと、正面の蓋が開いた。
そして、中からネズミの怪人が現れた。
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