第四章:ニチヨー

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「今度みんなでバーベキューしよう。海へ行って肉やソーセージや魚なんかを焼いたら最高だからね! 釣りをして、テントを張って、キャンプファイヤーして、ああ……あれもいいね、なんだ?線香花火か。あれをしよう。パパ、あの花火が大好きなんだ」 ……話し出すとなかなか止まらないパパが、突然そんな提案をした。 バーベキューは知っているけれど、パパが身振り手振りを加えながら目をキラキラさせてそう話すと すごく楽しそうに感じてくる。 「わぁあ!!ぼく、行きたい!!」 こうた君も、目をキラキラさせながらパパに近寄った。 パパはそんなこうた君をひょいと抱えて膝にのせ 「釣りを教えてあげようね。こーーんな大きな魚を釣るんだ!」 と、手をいっぱいに広げた。 これにはこうた君はもちろんの事、ほっくも目を真ん丸にして喜び、パパの膝に乗った。 ……正直、ちょっとうらやましい。 私もあの大きい膝に乗りたい所だが、3人は無理だろう。
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