其の一 バレた!?

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「あ~重い」 三時間も筆を動かし続けた腕は極度に疲労していて、絵描きセットを持つだけでもきつい。 しかも量が多いので両手持ち。せめて片手で持てる量だけ持って来れば‥‥‥ と、後悔したその時。 げんなりしていて注意を怠った俺は、足元にあった割と大きな石を全体重をかけた足で踏んでしまい‥‥‥ 「やべっ!?うわっ!?」 盛大にすっころんだ。そして、骨が溶けるようなおかしな感覚に襲われた。 体中に冷や汗が流れる。 やっちまった! ‥‥‥そして
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