230人が本棚に入れています
本棚に追加
―アース宅―
父に自分に呪いがかけられた事を告げられたアースは自分の部屋で沈み込んでいた。
(なんでオレが呪いをかけられなくちゃいけないんだ?絶対におかしいだろ!)
アースはまだ17歳にも係わらず禿げたくなかった。
まぁ十代で禿げるのは誰だって嫌だろう。
(なんとかしないと・・・でも一体どうすれば?)
ああでもないこうでもないと色々模索していると、耳鳴りが聞こえて来た。
(あれっ?なんだろう?耳鳴りがするぞ?)
と思ったのもつかの間、次の瞬間部屋がまばゆい光に包まれた。
「なっ!何事!?」
あまりに突然の事だったので、声が裏返った。
なんという事でしょう。
そこにはさっきまでいなかったはずの、人がいました。
「あのーあなたは誰ですか?」
「あぁっ!突然現れてすみません!えーっと私は魔王様より遣わされた、悪魔のシャンテという者です。以後御見知り置きを。」
最初のコメントを投稿しよう!