230人が本棚に入れています
本棚に追加
「みんなどうして此処に?」
「お前のお母さんがあちこちにこんな張り紙を貼ってたんだよ。」
と言って集まった友達の一人が一枚の紙を見せた。
それには
『この度息子のアースが魂の泉を目指して旅に出る事になりました。そこで、勇猛果敢な暇人の方々にアースの付き人として付いていって欲しいのです。もちろんタダとは言いません。もし無事アースを送り届け、帰って来る事ができたなら、少しばかりですが、御礼をさせていただきます。 ミュール』
っと書いてあった。
母の気遣いに感動したが、自分が子供扱いされている事に少し腹を立てた。
「そういう訳で俺達も付いていくぜ!」
意気揚々な暇人フレンズ。
「でも、こんな大人数で行動したら、すぐモンスターに襲われちゃいますよ?」
シャンテの台詞でみんなが黙った。
そう、街の外はモンスターがうじゃうじゃしている、無法地帯なのだ。
「それに、モンスター以外にも盗賊とかそういう職業の人達にも会いやすくなるんじゃ・・・?」
シャンテの留めの一撃がみんなの胸に突き刺さった。
最初のコメントを投稿しよう!