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「きっともう終わってますよ。見に行ってみますか?」
「そうだな。っていうかまだ居るかなぁ?」
「居なかったらその時は帰って来ればいいんですよ。」
気乗りしないアースだったが、半ば無理矢理シャンテに連れていかれた。
先程とは打って変わって、商店街は静まり返っていた。
「やっぱりもうみんな帰ったって。オレらも帰ろーぜ?」
「いやっまだ分かりませんよ。・・・あっ!あれを見て下さい!」
「なんか居たのー?」
夕飯を満足に食べていなかったアースは気怠そうにシャンテが指差した方をみた。そこには未だじゃんけんをしている集団が居た。
「うわっまだやってるよ。」
アースは正直、この集団に近付きたくなかった。
何故なら周囲に響くような大声でじゃんけんをしているからだ。
流石に恥ずかしい。
だが、良く考えたら自分の為にやってくれている以上、このまま帰る訳にもいかないので勇気を出して近付いて声をかけた。
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