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千佳からの電話を切ってから、私はすぐに祐司に電話をかけた。
30コール目をすぎたところで、祐司が電話に出た。
「なに?」
祐司の冷たい声に心臓がドクンと音をたてた。
「今何してるの」
ああ、やっぱり声が震えてる。
「お前…泣いてんの?何かあったの?今仕事終わって帰るとこだから。」
祐司の声が優しくなる。
「祐司が…恵子とラブホ入ったの見たって、千佳から電話あったの」
もうボロボロと涙がでていた。止まらなかった。
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