4.風都の住人

7/8
216人が本棚に入れています
本棚に追加
/75ページ
「そのとき、その化け物を見たことがあって。…あっ、そうだ。ちょっと待って下さいね!」 なにかを懐かしんでいるかのような顔から、 一変してなにかを思いついたように表情を明るくさせる。 「?」 六人は互いに顔を見合わせ、 何かをメモに書き込んでいる女の様子を見つめる。 「できた!はい、これ。」 そういって渡された紙に描いてあったのは この店からどこかへの地図だった。 地図には行き先を表すであろう星印がありそこにあったのは、 「鳴海、探偵事務所…。」
/75ページ

最初のコメントを投稿しよう!