4.風都の住人

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「はい。困ってることがあるならそこに行くといいですよ。それに、そこの人達ならもっと知ってると思いますよ。その…化物のこととか。」 たぶんさっきの六人の態度からなにか困ってると思ったのだろう。 「ありがとう!行ってみますね。」 「お役に立てたならよかったです。和泉優子からの紹介だって言えばたぶんわかるはずですから。」 その女性―――和泉優子は笑顔で言った。 「優子さんっていうのね。本当にありがとう、助かります。」 「いえ気にしないでください。事務所に行ったら、また食べに来てくださいって伝えておいてもらえますか?」 「わかりました!」 こうして六人は、 さらなる情報を得るため地図の場所へと向かうのだった――――
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