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恭介は自室のベッドに寝転がった。
ここでも恭介と理人は互いに身体を重ね合った。
欲望のなすままに唇を貪り、
汗ばんだ身体を寄せ合って抱き締め合うこともあった。
やっていることは恋人同士のそれなのに
互いに愛の言葉などない。
(なんとも思ってなかったはずなのに今はアンタがほしいよ、篠崎先輩…。)
もしもこの想いが通じることがあれば何をしよう。
思いっきり抱き締めて愛の言葉を告げようか。
もしも、いつの日にか。
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