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冷たい指先を自分の元に。アイツにはもう触れられない。 けれど、予想外のことが起こった。アイツが、俺の胸元に、飛び込んだ。 予想外すぎて固まった。抱きしめ返していいのかも分からなくて、ただ硬直。 そんな俺にアイツは言った。 「僕は貴方を愛してます。誰より優しく甘い貴方を。」 愛してる?コイツが俺を?今、確かにそう言った? どうして?俺はお前を裏ぎっていたのに。それでも俺を愛していると言ってくれるのか? .
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