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赤「もう次はねーよなぁ」
愁「ないだろ。しかも次は北極熊だぜ?」
赤「だよなー」
俺たちは康が北極熊を飼っているという噂のある倉庫の前で、つっ立っていた。
いやぁ、しかしデカい倉庫だな。こんな倉庫何に使うんだか。
赤「よし行くぞ」
愁「あぁ」
康「何やってるんだ」
赤「おま、何やってるんだって今さらだな」
愁「いや俺じゃない、し…」
赤「………;」
康「赤本」
赤「!!!!
よ、よぉ康!!奇遇だな!!!こんなとこで会うなんてよ!!」
愁(無理矢理だな…)
康「……………」
赤「お、お前なにしてんの?」
康「…………エサ」
赤「は…?」
康はどこからか冷凍マグロを取り出した。
なぜにマグロ?
赤「マグロー?今日の飯か?嬉しいなー」
愁(動揺しすぎだ!!)
康「違うぞ」
赤「は…?」
康「クマちゃんの餌だ」
赤本と俺の顔は白くなった。
そしてなぜか一歩も動けなかった。康はそれを不思議そうに見て倉庫を開けた。
倉庫からはヒュルルル!!!!と音がするぐらいの吹雪がふいていた。そんなところに康は普通に入って行く。さすが氷水。
そしてしばらくしてから倉庫から動物の雄叫びらしきものが聞えた。
赤「なぁ愁夜」
愁「なんだ?」
赤「世の中不思議すぎるな」
愁「あぁ…」
俺たちは少し涙目になりながら最後の真相を確かめに行くのだった。
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