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沙夜は町にでると目を輝かせた。
まるで、今までそんなものを見た事が無いというかというように。
町は人で溢れ返っていた。
なんと賑やかな町だろうか。
町行く人皆が活気に彩られている。
「ここが京…。」
沙夜はふらりと一歩踏み出す。
背丈の低い沙夜は、人ごみに圧倒されながらも歩いて行く。
そして、雑踏の中姿を消した。
いや、転んだのだ。
周りの人は、驚き沙夜を避ける。
そこに、手を差し伸べる人がいた。
「大丈夫ですか?」
沖田だ。
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