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不思議そうにこちらを伺う少女に見向きもせず部屋から出て行った。
その出て行った襖を少女は眺め経緯を振り返った。
だが、記憶に覚えのある事は空腹で、空腹の余り頭が回らないようだ。
「お腹空いた…。」
切な気に指を咥えていると、バタバタと足音が近付いて来た。
それはこの部屋で止まり勢いよく襖が開け放たれた。
まさかこの部屋に来るとは欠片にも思ってなかったのか、勢いよく開け放たれた襖を唖然と見詰めた。
「ん?…子供?」
現れたのは3人の男で、中でも背の高い男は少女を見詰め返した。
見詰め返すというより、目が合っただけだが。
「え゙っ!?
まさか…土方さんの子供!!?」
一番背の低い男は至らぬ想像を膨らましている。
「マジかよ…。
いくら何でも土方さんに限ってそんな事な…あるかも。」
中くらいの男も考えた末に背の低い男と同じように妄想に走った。
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