あたしの初恋

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葉月は母親の手を振り払った。葉月は母親を睨みつける。母親も負けじと声を上げた。 「葉月!あなた自分で入部届だしたんですって!!誰の許可でそんな事したの。今すぐ、取り消してもらうわ!!」 葉月はついにキレた。 「なんでいつもあたしの話聴いてくれないの!!あんたが、信用できないからこういう事になったんだよ!!いぃ母親ぶってんじゃね~!!あたしは、あんた達親の決めた道に進んでく気はねぇ!!」 母親は葉月の言葉に圧倒された。すると、 バシッ 父親が葉月の頬をぶった。葉月は父親を睨みつける。父親は言った 「それが親に向ける態度なのか!?ふざけるな。お前が言うほど甘くねぇーんだよ!」 「いつもそうやって、暴力であたしを押さえつける!!いぃんだよ、あたしが警察に言っても!あり得ないぐらいの、虐待の跡があたしの体にあるんだからね!!!」 父親は葉月が恐ろしく感じた。すると、葉月が 「あたしはあんた達の、子に生まれてきたことにすごい後悔してるよ。だから、あたしはこの家を出てく。一生帰って来るもんか!!」 葉月はそう言うと、二階に駆け上がった。何分かすると、大量の荷物を持って下りてきた。母親が 「そんな事、どうせ行くとこなくなっ帰ってくるのよ!!」
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