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葉月は母親の言葉を無視して家を飛び出した。
なんであたしが、こんな目にあわなきゃいけたいのよ!あたしじゃなくたっていいじゃんか!!神様なんて、いないじゃん!居るなら、あたしを助けてよ!!
葉月が向かった先は、親友の覇由の家だった。
「葉月!?どうしたの?」
「家出て来ちゃった」
「!…そっか。まぁいぃよ、家入りな」
覇由は優しく、葉月を中に入れてあげた。覇由の家の人は皆、ヤンキーだった。もちろん、母親もだ。すると覇由の母親が
「あ~!久しぶりじゃん葉月!!元気にしてた?今日は何のよう?」
「しばらくの間、ここに住ませてください!!」
「家出ってやつか。別にあの両親だもんなぁ~家出したくもなるよね。いぃよ、泊まってきな!」
「ありがとうございます」
「葉月!じゃあ、荷物持ってあたしの部屋きなよ。」
「ありがとう、覇由」
「当たり前だよ!!あたしだって、何度葉月に救われたか。いつまでもいていぃからね!」
「うん!!」
葉月はこのとき、友達という大切なものの温かさを感じた。葉月は恋を知る前に、堅い絆の友情を思い知ったのだ。
そして、夜の11時頃になっても家に帰ってこない葉月を家で両親共に、待っていた。父親が
「どこいんだよ全く」
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