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あたしはビックリした。だって、ぶつかったと思ったらその人への気持ちがあやふやな状態だったんだよ!!
「あぁ!ごめんなさい」
「そんなに謝んなくても…俺ってそんなに怖い?」
「いぇ!全く!!逆に優しいです!」
「……アハハ、どうも」
先輩はまた、笑顔で笑った。あたしは緊張していたので、すぐに引いてしまった。
「おぃ!城賀、早くしねーとおいてくぞ。」
「わかったから、ちょっと待てって!!」
「先輩!!あたしはこれで失礼します!すいませんでした」
「え!?あ、またね」
葉月は走って、教室に戻った。すると、教室はやけに騒がしかった。葉月は教室を覗いた。すると「あ!!いたいた、葉月。ちょっといい?」
「いぃけど。」
この子の名前は白瀬覇由…小学校からの親友だ。だけどあたしとは正反対の性格で、小学校でも女番長みたいな人だった。見た目からして、危ない感じがするからね。覇由が教室に来ていたから、騒がしかったんだなぁ。
葉月は廊下に出て、覇由の話を聞く。
「急にどうしたの?」
「今日またさぁ~、軽音楽部行こうぜ!!」
葉月はさっきのことや、あの先輩のことが頭をよぎった。
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