購買のメロンパン

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みんなは席から離れて一直線に春の所へきた。 「ねぇー君可愛いね」 「好きな人いる?」 色々な質問が飛び交う 質問されている本人は肩が少し震えていた 怒ってるんだな。たぶん まぁー当たり前のことだ 男なのに可愛いとか言われたら、誰だって怒るだろう 俺だったら殴ってるもんな 俺はそう思いながらそのようすを笑って見ていた。 すると 「おい…要、話がある」 会長が俺を上から呼んだ いや、態度も上からっていうのもあるんだが…身長的にも上から呼ばれた 「なんだよ会長!」 「おめぇー口の聞き方きよつけろよな。生徒会の中だけじゃなくちゃんと敬語つかえよ‥俺はお前の先輩だぞ」 「いいじゃねーかよ‥で、なんだ?」 俺がそう言うと会長が真剣な顔つきになった 「あいつの事…本当に頼んだぞ。あいつはあぁ見えて寂しがり屋なんだ」 なんで、コイツがそんな事を言うんだ 何故か俺はイラっとした 「……おう」 「ありがとう。じゃあ…今まで楽しかった。またいつか会おうな」 少しうざかった生徒会長だが… もう会わないと思うとなんだか寂しい 「なんだよ、そんな辛気くさそうな顔すんなよ」 そう言って俺に抱きつく会長 俺は素直に抱きつかれたままにしとく 「あれ?今日は殴らないのか?」 「今日は好きにさせといてやる」 会長との別れで少し涙が出たというのは内緒の話だ 。
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