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購買の道を通るともうおばちゃんがいた
「こんにちは」
「こんにちは…ってあれ?アンタ授業は?」
「ちょっと抜け出しまして」
おばちゃんは悪い奴だねっと笑って俺に何かを投げてきた
「おっと…」
とっさにキャッチをすると俺の手の中にはメロンパンがあった
「おばちゃんコレ?」
「もうすぐでお昼だからね。もうお腹空いてるでしょ?おばちゃんの奢りだからお金はいいよ」
「ありがとう」
なんていい人なんだ!俺は少し感動しながらおばちゃんと別れた
少したってると運動着を着ている生徒達と行き違った
そうか、体育のクラスは10分ぐらい前に終わるもんな。授業
そう思いながら歩いていると生徒会室にやっと着いた
ま~どうせ誰もいないから
そう思ってノックもせずに俺は扉を開けた
ガラガラ
静かな空間に響く扉の開く音
生徒会室に入ると俺は立ち止まってしまった
だってそこには、運動着から着替えている女の人がいたから
俺に気付いたその人はすぐに目を見開いた
「し…失礼しました!!」
。
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